毎日探検、雲の上はいつも晴れ

日常の断片を気ままに綴りますので俺について来い! 来なくても、いいよ。好きなものごと・・・銭湯、温泉、びんぼう旅、年月を経たモノたち、建物や町並観察、鉄道、手書き文字、植物全般、エイ、ウミウシ、まりも、昭和な暮らし、3日でこわれるDIY、気が向けば弾き語り、アイラブハリネズミ。

まそ様

JR中央・総武線の車窓から見えるアジアンな屋根。

ずっと気になっていた東京媽祖廟(とうきょうまそびょう)、誰でも入れるとわかり、行ってきました。

下は大久保駅ホームから見える様子


こんな狭い路地にあります。

媽祖様は、台湾で多くの方が信仰されている道教の女神様。

深いところは他の方に譲るとして(逃げてる~。でも予習はしましたヨ)、観光客の私は見よう見まねの参拝をしてみました。手順は現地にも指南がありますが、ちゃんと下調べもしたのです。以下、もしよろしければ私のミニミニショートトリップにお付き合い下さい。ココにしては珍しく長めですけど。

 

お賽銭箱に200円入れてお線香をいただきます。(以前は「お気持ち」だったところ、200円に定められた模様。)

お線香は7本入っていて、7か所の香炉に立てることになります。ハスバーナーで着火。


最初は建物正面の天香炉

まず3回礼をします。

台湾式では神様に対して自己紹介が必要です(えっ)。声に出す必要はありませんが、自分の名前、生年月日、住所などを言い、お願い事。

3回礼。

お線香を立てます。利き手でないほうの柔らかい手で捧げます。

最後に手を合わせて3回礼。

この先、以上の作法を繰り返すことになりますが、必ずどこか抜けたり間違ったり。つい「あ。」と声が出てしまいました。

 

二階の入口脇の香炉

献灯された光明灯はあちこちの壁を埋め、3D感に圧倒されます。

2階は関帝(かんてい)殿

三国志にでてくる武将、関羽を神格化したものだそう。「武将になる前は塩の密売で儲けていた→商業、金運の神」というのはぶっ飛んでいるように思えますが、私だけでしょうか?

 

3階は媽祖殿

金面は台湾最初で最大の媽祖様の分霊、粉面(桃色)は中国で最初の媽祖様の分霊、黒面は台湾じゅうにある媽祖廟の総廟の媽祖様の分霊だそう。端折りすぎた説明ですが、つまり三体とも媽祖様ということです。

 

子供の頃から特別な力のあった媽祖様は神様になられますが、人間時代には海難事故で父をなくし、自身も若くしてなくなります。その後、海に現れて人々を救ったことから航海の神様として信仰を集めました。特に、中国から台湾に船で無事到着できた人々が媽祖様に感謝してあちこちに媽祖廟を作ったため、台湾に根付いたようです。

 

4階は観音殿

かんのんと聞くと馴染みがあり、ホッとします。

フロアの名前になっている神様のほかにも沢山いらして、もっと勉強したらもっと面白いだろうと思いました。

 

4階からは小道をはさんだ向かいの屋根がよく見えます。

 

避難シューターもこの通り。

立体です。

 

これは各フロアにあるポアポエという占い。

「三日月形のものをワンセット同時に投げて、裏と表になればおみくじが引ける」と予習していましたが、どうやって投げようか?

その時ちょうど参拝客が現れたので尋ねてみましたが、言語が合いませんでした。

しかしその方は親切な方だったようで、しばらくすると管理の方が来て下さいました。

 

まず最初に、媽祖様に例の手順で挨拶をして、「〇〇についておみくじを引いてもよいか」を尋ね、三日月形のものを投げます。これで裏表になれば引けるとのこと。

ここから一本取ります。しかし、まだ続きます。

媽祖様に「〇〇という私の質問(願望)についておみくじを引きましたが、これで合っていますか?」と尋ね、また三日月形のものを投げ、3回連続して裏表になったら、やっと「yes」です。その場合はおみくじの番号の紙を取り出し、いただきます。脇にはおみくじ内容の日本語訳の本が置いてありました。

何か具体的な考え事がある時に、改めてやってみたいと思います。

 

これは建物の外の龍泉

 

獅子の口の中のまんまるな玉は転がります。すごーい。

 

鍋の季節ですね(柱の白菜が気になる)

音楽や香りや、すべてが東京の雑踏と切り離されていました。珍しいものばかりなのに、とても落ち着く場所でした。

見せていただき、感謝申し上げます。また行こう♪

 

※短時間でバタバタと調べ拾ったものを自分の言葉に置き換えて書いてあります。正確な情報とは言い切れない部分もありますのでご了承ください。