さんぶいちゆうすい、と読みます。
八ヶ岳南麓、一日8500トンという豊富な湧水量。
むかし水利について争いがあり、水源の近くに枡を作って三地域に分けることにしたのが名前の由来です。
山崩れで流されるたびに修復し、この姿は昭和19年の完成形。
三角形の石がミソで、あのカタチと据え付け場所によって水が三方向に均等に配分されるのだとか。
いつの時代にも、頭の良い人と、その知恵をのほほんと享受する人がいるものだと、しみじみ思います。
水温は年間を通じて10度前後。手を浸していられない冷たさです。
その手を首に当てると、キリッと頭が引き締まるようでした。頭が良くなるわけではないみたいです。