毎日探検、雲の上はいつも晴れ

日常の断片を気ままに綴りますので俺について来い! 来なくても、いいよ。好きなものごと・・・銭湯、温泉、びんぼう旅、年月を経たモノたち、建物や町並観察、鉄道、手書き文字、植物全般、エイ、ウミウシ、まりも、昭和な暮らし、3日でこわれるDIY、気が向けば弾き語り、アイラブハリネズミ。

旧マッケンジー邸、HOMAM

旧友が「寄りたいところがある」と言い、「彼女が言うなら」と手放しの私。

 

到着したのは駿河湾に面したところにある旧マッケンジー邸でした。

ヴォーリズの設計だそう。山の上ホテルなどを設計した人ですね。

 

理解できているかは別として(ワハハ)、羨ましがりながら見とれました。

 

八角形の一部のようなところはダイニング

 

充実の厨房

こんなキッチンがあってもチンで済ませる人は済ませるんだろうな(って誰だ?)

奥に見えるのは壁に据え付けられたミル

 

これは別の視線でカッコイイ

地下にはボイラー、天井裏にはスチーム暖房用温水タンクがあるなど、機能的な住宅だったようです。

 

バスルームにつながる寝室

 

天井の高さ分、心が広くなるような思いがする

マッケンジー氏は貿易商で静岡茶の輸出に尽力され、のちに一人残されたエミリー夫人は私財を投じて恵まれない子供たちに愛情を注がれました。

 

どんな思いで海を見つめられたことでしょう

 

他に来場者はなく、駐在の方が沢山お話をして下さいました。

住宅の細かいパーツがどこまで当時のものなのか、雰囲気を合わせて調達したのかが気になったので、照明を指しながら尋ねてみたところ、「ナショナルです。」と言われて妙にツボりました。

 

高い塔の部分は、趣味の天体観測用

 

ご夫妻はこのお屋敷に、ペガサス座の中にある星の名「ホマム」と名付けました。

潮風を考慮して建てられているようですが、傷みがすすみ、現在一部改修中。

完了したら見学が有料になる見込みですが、維持の方向に向かっている証でもあり、よかったです。