晴れ渡った空を見ると、あそこにナスちゃんがいる、と思う。
ハリネズミの茄子ノ丞は、今月初めのある日、すうっと旅立ちました。
特にくるしむこともなく、見た目も最後まで美男子のままだった。あいつめ、いいやつだった。
たくさん考えたけれど、通院や薬でつらい思いをさせて寿命がちょっとばかり長くなるよりも、ナス君にとってストレスがなく、弱っちい時間が延び延びにならないほうが良いと思った。無理させたくなかった。もちろん、一日でも長く一緒にいたいとは思ったけどね。賛否両論あると思うけれど、これは自分の場合に望むことと同じ。理解ある獣医さんに逢えたこともありがたかった。
曇りや雨の日も、雲の上のピカピカに晴れたところにナス君はいる。
今までは「世話をしている」なんて思っていたけれど、すっかり逆転して、見守られているような、見張られているような 笑
しっかりしなきゃ。もう大丈夫だけど。
笑顔の写真を撮ってみたけどコントラストまずかったわー。
あいつを知るみなさま、もしよかったら、昼でも夜でも一寸空を見上げてやってはくれませんでしょうか。