毎日探検、雲の上はいつも晴れ

日常の断片を気ままに綴りますので俺について来い! 来なくても、いいよ。好きなものごと・・・銭湯、温泉、びんぼう旅、年月を経たモノたち、建物や町並観察、鉄道、手書き文字、植物全般、エイ、ウミウシ、まりも、昭和な暮らし、3日でこわれるDIY、気が向けば弾き語り、アイラブハリネズミ。

薄墨色の温泉へ

何年前かも忘れましたが、ずいぶん前に真っ黒のどろどろの温泉に入りました。

それが塩原温泉元湯の大出館にある墨の湯だったことがわかり、ぜひもう一度と思ってから2年。

ただでさえ本数の少ない地域バス。最寄りのバス停からもくねくねの上り坂で4.5km。過酷ではありましたが歩いて行ってきました。

 

10月19日、紅葉は始まりかけ。ススキもきれいでした。

 

大出館には「撮影される場合は周りの方に声をかけてから・・・」という貼り紙があり、これはいいなと思いました。温泉の記録は写真にも残せたら嬉しいし、誰もいない時に撮るにしても堂々とできるし、宿にとっては宣伝になりますものね。

下は女湯。墨の湯ではない硫黄泉です。大好物。しかも濃い!

 

露天もあります

 

そして念願の・・・

(混浴なのでレディースタイムに行きました)

 

黒い!

けど、成分が浴槽に付着して真っ黒に見えるのであり、お湯はしゃびしゃびの黒色でした。

金属的なにおい、肌に何かへばりつくような感じがあります。

 

念願成就で満足。

しかーし、湯がどろんどろんの泥状でないことといい、浴槽の配置といい、どうも記憶と異なります。宿の方にお尋ねしたところ、リニューアルしたとのことでした。

ネット上の拾い読みなので間違っているかもしれませんが、2013年頃のことかな。

ついでにいろんな口コミが目に入ってしまい、私が「再びあの湯を」と渇望していた真っ黒のドロドロはきれいとは言えない堆積物だったという話もあってうげー。

真偽は定かでありませんが、達成感に満ち満ちた気分で山を下りるのでありました。