伊東には温泉銭湯がたくさんあります。
選択肢があると、「無くなってしまうかも」とか「改装されるかも」と思える弱小なところに行きたくなるのが常。
前回は、水産関係の人が仕事を終えてワーッと入ったのかな、というイメージの「あらいの湯」に行ったので、今回は「湯川第二浴場」へ。
第三まであります。
七福神は、あとから各銭湯に当てがって石像を配置したもよう。
弁天様の後ろの壁の裏側が幅広の番台で、まっぱで歩いているご老人が見えました。(脱衣所は広く、奥まで入れば入口からは見えません。)
250円で温泉とはありがたい。洗髪料(自己申告制)30円と合わせて280円の支払い。
7/1から350円になると書いてありました。100円のことですが値上げ率で考えると大幅です。天然温泉とはいえ、あらゆる物価が高騰する中での維持管理は大変なのでしょう。
ロッカーはベニヤ板の扉。
三方の壁に、お湯の蛇口だけが点々とありました。シャワーに慣れているので頭をすすぐのが大変です。(それも楽しんでの280円。)
浴槽はタイルばりで、浴室の中央に掘ってありました。東京だと浴槽は壁に沿って造ってあるのが一般的なので、これだけでも旅情を感じます。
玄関を同時に出た方が目と鼻の先の家に帰っていき、「共同浴場」という言葉が現実味を帯びて迫ってきました。