天神さんの近くにあるから天神湯、中野区。
傘箱と靴箱
すりガラスがいい
ほぼ番台式のまま、番台の人が浴室ではなく玄関側を向くように、フロント式に改造してあります。
脱衣所の外にトイレがあって、短い廊下の横に鯉が一匹いるのが気に入っています。
浴槽のすぐ上にはモザイクタイルによる金魚と熱帯魚。
ペンキ絵の署名は男湯側にあるのかなと思いますが、繊細さから丸山清人さんの作だと思います。
珍しいことに足摺岬が描かれていて、その岩場の続きで男湯の壁に目をやると奥の方に富士山が!
地理的にありえねーのは問題ではなく、やっぱり富士山がいいですね。
この感じからすると、男湯のほうには立派な庭があって鯉もウヨウヨいるのかな?(わかりません。)
昔ながらの銭湯は男湯のほうが立派に造ってあるところが多く、現在は日替わりで男女入れ替えにしているところも見かけます。
銭湯の廃業はもちろん悲しいですが、やる気満々の現代風リフォームもまた、私にとってはつまらないこと。
ここ天神湯のような銭湯が、このままの形で残ってくれることを祈ります。