毎日探検、雲の上はいつも晴れ

日常の断片を気ままに綴りますので俺について来い! 来なくても、いいよ。好きなものごと・・・銭湯、温泉、びんぼう旅、年月を経たモノたち、建物や町並観察、鉄道、手書き文字、植物全般、エイ、ウミウシ、まりも、昭和な暮らし、3日でこわれるDIY、気が向けば弾き語り、アイラブハリネズミ。

共同浴場 渋の湯/楽獄記5

鉄輪で初めて入った湯は渋の湯でした。

湯気が通過して看板が読めな、、、

二人のおばあさんが出てきたので「いま、中に何人いらっしゃいますか?」とお尋ねしたところ、「誰もいないよ。入っていきなさい。」と言われ、うれしくなりました。

 

おばあさんは「ロッカーを使ってね。それがお風呂代になるからね。」とおっしゃいました。地元の方は扉のない箱型のロッカーを使い、観光客は100円の鍵付きロッカーを使うのです。

旅行者は貴重品を携帯していることが多いので鍵があると安心。ロッカー代が入浴料になるのは良いシステムだと思いました。他の共同浴場には鍵付きロッカーはありませんでしたから。(けど、どこの湯も脱衣所と湯船は至近距離にあり、目をやれる状況ではありました。)

 

私が入った中ではここの浴槽が一番小さめだったかな。定員3人。

緑がかった十和田石がきれい。ほんのり塩味の塩化物泉。

 

これ、笑っちゃったので撮りました。

先ほどのおばあさん、見事にこの精神だったのですね。一遍上人は鉄輪を湯治場として開いた方。

 

渋の湯の裏には滝湯の跡が残っています。

 

滝湯の左右の端には太陽と月

太陽の中には草、月の中には蜂の巣が陣取っていたけど、またいつかここに来れた時にも在ってほしいな。